今日は、小さい子がいる家庭なら必ず用意するであろう、クレヨンの話をしたいと思います。
息子は一歳3ヶ月頃から、シュトックマー社のブロックタイプのクレヨン(8色入り)でお絵かきをしていました。
その使い心地がとても良さそうだったので、同社のスティックタイプ(16色入り)にステップアップしました。
いい買い物をしたと思っていたのですが……一ヶ月使ってみて、買ったことをちょっと後悔しはじめました。その理由を書いていきたいと思います。
必要な色が足りない
16色あればお絵かきに不自由しないと思いますよね? でもこれを使っていくうちに「なんでこの色が入っていないんだー!」と思うことが多々あったのです。ピンクがない
この色すごく使用率高いと思うんですけど、ないんですよ。16色の中に入っていません。息子に桜を描いてあげようとしたときに気付きました。ピンクがないと、桃も、お人形さんのほっぺも、豚さんも、描きにくいです。グレーがない
グレーがないと、ゾウさん、ねずみさん、ビルなどを描くときに困ります。水色がない
青はあるのに、水色がないんです。通っているリトミックの制作の時間で、「カエルさんの横に水たまりを描きましょう」と言われたときに気付きました。うすだいだいがない
いまは肌色と呼ばず、「うすだいだい」や「ペールオレンジ」と呼ぶのが主流のようです。肌の色は人種や個人によって違うからです。この色がないのが一番困っています。人の顔やアンパンマンを描くとき、一体どの色で描けばいいのやら。
一番近い色(No.4のGoldgelb)で描いたアンパンマンがこちら。
ちょっと黄みがかったアンパンマンになってしまいました。。。ファンデーションに例えるとイエローオークルです。本当はライトベージュがほしいんです。
ピンク、灰色、水色、うすだいだい。必要な色が入っていないのが、買ったのを後悔している一つめの理由です。
似ている色が入っている
このクレヨンを買って後悔している二つ目の理由は、16色の中にすごく似ている色が入っていることです。赤系

No.1とNo.2、似てませんか??? 発色はちょっと違うんですけど、クレヨンの見た目はどっちも赤です。
息子は最近色の名前を言い始めたので、「色の敏感期」が始まったように思います。だからクレヨンを息子に渡すときに必ず色の名前を言うようにしてるんですが、似た色があるとやりづらくて。
まだ色の区別が十分でない子供に与えるなら、どちらか一本で良さそうです。まずは基本の「赤」を知ったうえで朱色に進むならいいと思うんですけどね。
緑系

No.7とNo.8はクレヨンの見た目も色も似ているし、どちらか一つでいいと思います。
青系

これも似てるー! どちらも濃い目の青です。どちらか一本を、水色と交換してほしいです。
紫系

紫と赤紫、色の違いは判るのですが、子供に与えるなら一本でいいかな。。。
茶系

発色は若干違うけど、見た目が似すぎていて双子みたいです。
つまり、似た色がたくさん入っているのに、肝心の色が入っていないところが惜しいんです。
色のラインナップを除くと、クレヨン自体はすごく気に入っています。食べても安全な素材だし、発色がすごく良いです。机についてもおしりふきでゴシゴシすれば落とせます。缶に入っているのも持ち運びしやすくて好きです。
新しいクレヨンに買い替えるのではなく、なんとかこれを使い続けたい。そう思ったので、単色クレヨンを買い足して、ラインナップを変更することにしました。
カスタマイズした結果
買い足した色

No.17 Grau(灰色)
No.19 Kobaltblau(コバルトブルー)
No.34 Perlrosa(ピンク)
No.25 Gold(金)
No.26 Silber(銀)
番号は色番号です。ピンク、灰色、水色が欲しかったので、それぞれに合う色を買いました。金と銀は面白そうだなと思って買いました(笑) 残念ながら、うすだいだいに当たる色は存在していませんでした。
![]() Stockmar/シュトックマー社 蜜蝋クレヨンスティックタイプ補充用単品 色番号34パールピンク |
こちらのお店だと単色でも販売していました。
水色の問題は解決せず
ピンクと灰色については理想通りの色でした。ただ、水色については失敗しました。ネットの色見本でいちばん薄く見えたNo.19のコバルトブルーを買ったのですが、水色の代わりにはならないことが分かりました。これなら、もとからあるNo.9とNo.10の方がよさそうです。
ただNo.9とNo.10を残すにしても、クレヨンの見た目が似すぎているので困ります。
No.10は「これは青だよ」と言って息子に渡せるけど、No.9のクレヨンを「これは水色だよ」とは言いづらいです。だってクレヨンの見た目が青だから。
最終的にこうなった
水色とうすだいだいの問題は解決しませんでしたが、それ以外の色についてはうまくいきました。似ている色の一方(No.2、No.7、No.14、No.12)を抜き、ピンク、灰色、金、銀を追加して、最終的にこんなふうになりました。以前よりは理想に近くなりました♪
* * *
「色の敏感期」の波に乗って、まずは基本の色を認識してもらおうと、クレヨンのカスタマイズを頑張ってみたつもりです。でもしょせんは親の心 子知らず。本日の息子はクレヨンを缶ごと床にひっくり返して遊んでおりました。。。
ブロックタイプのクレヨンのレビュー記事はこちら:
main.lilyblog.net