息子が「いやだ」という言葉を覚えてしまいました。
それからは毎日毎日毎日、この言葉を聞いています。息子としては、これまでのモヤモヤした不快感を適切に表現できる言葉を覚えて、嬉しいのかもしれません。
母親としては、「イヤイヤも成長に必要な過程。息子も成長しているな」と思わないといけないのかもしれませんが……無理ですよっ(笑)
息子が「やだ」というたびに、自分の心をつねられているような気分です。一回一回はたいしてダメージはないけど、連続でこの攻撃を受けるとストレスMAXです。
先日、園庭開放で行った幼稚園の帰りに自転車に乗ろうとしたら、乗りたくないとぐずり始めました。その日は雨上がりで路面が濡れていたのに、駐輪場の地べたに座り込む息子。
私「どうしたの。自転車乗って帰ろうよ」
息子「やだっ」
私「おしり冷たいでしょ? 早くおうちに帰ろうよ」
息子「やだっ」
さっき幼稚園の出口でバイバイした親子たちも、何事かとこちらを見ています。情けないやら、恥ずかしいやら。
私「抱っこしてほしいの?」
私が抱っこしようとすると、意地でも抱き上げられるまいと踏ん張る息子。
息子「やだ、やだ、やだあああーっ ギャー!!!!」
思わず出てしまうため息。抵抗が強いので抱っこをあきらめ、説得を続けることにしました。
私「早く帰って、家でごはん食べようよ」
息子「やだっ」
私「お腹すいたでしょ?」
息子「やだっ」
私「牛乳もあるよ」
息子「…やだ!」
とっておきのワード「牛乳」が効かないとは、かなりのこじらせ度です。
園庭開放に行った親子はみんないなくなり、残っているのはもう私たちだけ。私も早く帰りたい。
次に私は、電車を引き合いに出してみることにしました。
私「自転車乗ったら、電車見られるよ」
息子「やだっ」
私「電車見たいでしょ?」
息子「やだ!!!」
私「そうだ、かんかん(=踏切)も通るよ」
息子「……かんかん?」
突破口を見つけました!!!
私「自転車乗ったら、かんかん通るよ。見たいでしょ? かっこいいよ~」
息子「……」
私「ね、一緒にかんかん見に行こう」
息子「かんかん」
そういって、息子はスッと立ち上がりました。そうして、今までのグズグズは何だったのと言うくらいスタスタとチャイルドシートのところまで行き、おとなしく抱っこされるのを待っていました。
踏切さま、ありがとうございます…!!
イヤイヤを言わないときは天使なんですけどね。
何かの拍子にご機嫌斜めになると手が付けられません。
tank:GAP(80)
今日もがんばろっ!