子供の世界は狭いです。知っていること、喋れることが、大人に比べるとほんのちょっとしかありません。
本に例えると数ページしかない自分の知識にあてはめて日々を送っているので、大人なら絶対しない勘違いをすることがあります。今日は、息子の勘違いに手を焼いた話です。
コーヒーフレッシュを欲しがる
先日、家族でカフェに行ったときのこと。夫がミルク付きでアイスコーヒーを頼むと、コーヒーフレッシュが付いてきました。↓こういうやつ
そうしたら息子が、コーヒーフレッシュを欲しがるんです。必死な形相で。
興味があるのかと思って夫が息子にコーヒーフレッシュを渡したら、なぜか息子はそれを私にパスしてきました。
??
「一瞬しか触ってなかったのに、もういいのかな」と思いながら、アイスコーヒーを飲むのを待っている夫に返すと、息子が怒り出しました。テーブルに身を乗り出して、コーヒーフレッシュを指さしながら催促します。
夫「やっぱり欲しいのかな」
私「もう一回渡してみてくれる?」
夫が再度息子に渡すと、息子はすぐに私にパスしてきました。「てっ!(=開けて)」と言いながら。
「ああ、これを私に開けてほしかったんだ! だからすぐにパスしてきたんだ」とわかりましたが、息子の希望通り開けて渡すわけにはいきません。だってコーヒーフレッシュですからね。開けたものを息子に渡したが最後、その辺がミルクまみれになります。
私は息子を説得してみることにしました。
「これは食べ物じゃないんだよ。だからパパに返そうね」
そう言って渡さずにいたら、息子が泣き出してしまいました。涙まで流しています。
なんでこんなに開けてほしがるんだろうと困り果てましたが、その理由は息子が発した次の一言で解けました。
「えりぃ!!!」
えりぃとは、息子が言う「ゼリー」のことです。
現在、息子が好きな食べ物ランキングナンバーワン。
私が息子に食べさせているゼリーは、こんなふうにミニカップに入っています。
コーヒーフレッシュの形状を見て、大好きなゼリーだと勘違いしたみたいです。
そういえば、容器の形がそっくり。
でもゼリーがアイスコーヒーに付いてくるわけがなかろう!
私はあの手この手で泣いている息子の機嫌を取り、夫はその間にコーヒーフレッシュを隠しました。夫はその日、アイスコーヒーをブラックで飲みました。。。
「えりぃ」再び
前述の事件があってから、外食する際にはコーヒーフレッシュを警戒するようにしています。最初からテーブルにあったら息子が気付く前に隠しますし、夫はミルクを頼まないようにしていました。そんなある日、またゼリー事件が起こってしまいました。ファミレスにモーニングを食べに行ったときのことです。
息子が「えりーーぃ!!!」と手を伸ばしたのは、これ。
モーニングセットについてきた、ポーションタイプのバターです。
コーヒーフレッシュについては警戒していましたが、バターについてはノーガードでした。しまったああー! そういえば似てるぅー!
息子のゼリーセンサーは超高性能みたいです。そのあとなだめるのに大変でした。。。
息子にとってミニカップに入っているものは全部ゼリー。あれもこれもゼリー。
しばらくは、小さいカップに警戒する日々が続きそうです!