子供がもうすぐ3歳になろうというころ、そろそろ家でひらがなを教えたいと思って、教材を探しました。
「遊びの延長でひらがなを覚えられるものが欲しいな」と考え、3歳になる一か月前に購入したのがこちらです。
この商品は、マグネット板と51個のコマがセットになっています。
しかも、マグネット板とコマを裏返すと、数字盤にもなります。
一粒で二度おいしい!
磁力は強くて、マグネット板を逆さにしても、くっついたコマが落ちてきません。コマは適度な厚み(8mm)があります。大人でも、オセロの石をマグネットの板に置く感触、楽しいですよね? あんな感じです。
息子は、あいうえお盤でも数字盤でも楽しく遊んでいます。ただしこの記事ではあいうえお盤だけに絞って、普段どのような使い方をして遊んで(=学んで)いるかご紹介したいと思います。
あいうえお盤の使い方
息子にひらがなを教えるのは、これが初めてです。なので、同じ形を探すことから始めさせました。以下は我が家のやり方です。第1段階:一段(5個)だけ
最初は「あいうえお」の5つだけをより分けて渡し、「あ」の段を完成させるようにしました。
「あいうえお」が全部できたら、「かきくけこ」だけを私がより分けて渡しました。それが終われば「さしすせそ」というように、息子には最大5つのコマの中から同じ文字を選ばせるようにしました。
マグネット板に正解の文字が書いてあるので、5個の中から同じものを選ぶのは、それほど難しくありません。全部できると達成感も得られます。
第2段階:二段(10個)だけ
この形式に慣れてきたら、最大10個コマを渡すようにしました。
最初に「あいうえおかきくけこ」を渡し、「あいうえお」まで終わった段階で、「さ」の段を追加します。すると手元には「かきくけこさしすせそ」が残ります。
「かきくけこ」が終わったら、「たちつてと」を追加します。すると手元には「さしすせそたちつてと」が残ります。
こんな感じで、最大10個のコマの中から同じ文字を選ばせるようにしました。
第三段階:グループ分け
上記の方法だと、常に親がそばで張り付いて、コマを補充していかないといけません。それが少し面倒だったので、息子が大分ひらがなに慣れてきた段階で、この方式にしました。一気に全部のコマをランダムに5つに分けて、息子の前で、順番に番号を付けます。
息子:「あ」はどこ?
私:「5番だよ~」
息子:「い」はどこ?
私:「5番だよ~」
というように、私が番号を言うようにしました。これなら、ソファーに座って紅茶片手に指示するだけで済みます(笑)
上の写真だと「あいうえお」が5番に固まってしまっていますが、本当はもっとばらけさせています。
最終段階:親のヘルプなし
親が何も言わなくても、自分で51個の中からコマを探して完成させるところまで持っていきたいです。(我が家はまだです)あいうえお盤の使い方・その他
ランダム置き
ぱっと手に取ったコマを、対応する板に置きます。たとえば手に取ったコマが「し」なら、まずは「し」のところに置きます。膨大なコマの中から、一字目の「あ」を探すより効率的です。息子は、数字は「1」から、ひらがなは「あ」からやりたい!とこだわるタイプだったので、このやり方はできませんでした。。。
クイズ
すべてのコマを裏側(数字)にします。それでぱっとめくって、出てきたひらがなを答えさせるクイズです。息子はこの遊び方も大好きです。これをやると、どれくらいひらがなが身についているかわかります。
「あいうえお盤」のデメリット
これだけでは学習が完成しない

濁音(がぎぐげご)・半濁音(ぱぴぷぺぽ)・拗音(きゃきゅきょ)・促音(小さいつ)はありません。ひらがなビギナーのお子さん向けです。
角度によっては紛らわしい文字もある

ひらがなが丸いコマになっているので、写真のように角度によっては分かりづらいです。
でも今では、どんなに文字が回転していても息子はちゃんと識別してくれますので、慣れれば大丈夫です。
あいうえお盤の収納
この「あいうえお盤」の収納、我が家ではこうしています。マグネット版は折り畳んで平らにできますが、そうすると息子の目に触れにくくなります。なので屏風みたいにどーんと開いて、アピールさせています。
収納場所も、教具棚の一番左上にしました。人の目線ってまず左上に行くことが多いので、「息子にやってほしいなー」と思っていることは左上の目立つところに持っていくようにしています。
おかげで、息子も自分から「ひらがなやろう」と持ってきてくれます。マグネットがくっつく感覚が楽しく、遊びの延長でできるのが、このあいうえお盤のいいところです。しかも裏が数字盤になっているので数字のお勉強もできますしね。
教材には相性があるので一概には言えませんが……お子さんがマグネット遊びが好きで、これからひらがなの学習を始められる方にはおすすめです~