君の手を離す日

いつかくるその日まで、子育てを頑張って楽しむブログ。

算数の文章題が解けない理由が分かった

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まずはお知らせから。

ブログに書いた息子のエピソードが、本で紹介されました!




「こどもはことばをどう覚えていくか」
「幼児期にどのような語りかけをすれば、考える力につながることばの力を育てることができるのか」

具体例の一つとして、下記の記事の「漢字学習のエピソード2(ちんげん菜の話)」が掲載されています。

main.lilyblog.net



編集者の方がたまたま本ブログを読んでくださっており、ブログを通じてメッセージをいただき、エピソード掲載に至りました。いつかだれかのお役にたてばいいなと思い、息子の成長記録を残しているので、お話をいただいたときはとても嬉しかったです。

書籍は3月末に発売され、献本をいただいたので、さっそく拝読しました。

「ことば力が育てば、思考力も育つ」という考えのもと、ことばのセンスを育てるための具体的な方法が述べられていて、大変参考になりました。先取りを重視してしまいがちな私が反省する部分も多かったです。

そして、この本で学んだことを、さっそく実生活に生かすこともできました。

そろばんは得意なのに、文章題につまずくことがある息子。
書籍の第三章を参考に、文章題のアプローチの方法を変えてみたらうまく行ったので、シェアしたいと思います。


文章題が解けない理由が分かった

先日息子は文章題を解いていたのですが、ある問題を前に、手が止まっていました。

たまごが32個あり、そのうち18個が箱にはいっています。
箱に入っていないたまごはいくつありますか。



悩んでるようだけど、難しいかな?


うーん。
……よくわかんない


私はこう考えました。
「文章を読んで、状況をイメージする国語力が足りないのではないか。だから、たまごの数を少なくして、文章も易しくして、イメージしやすくしてあげよう」

そのため、このように言い換えました。



じゃあこれならどう?
6個入りのたまご、よく買ってるよね。
たまごが6個あって、そのうち3個が箱にはいっているよ。
箱に入っていないたまごはいくつある?


わかんない


そんな……!


6-3なんてすごく簡単で、すぐに分かるはずなのに、文章題になったとたんできなくなるなんて……!

でもここで、ふっと思い出したんです。

本の第三章に、「算数や理科でもことばの問題でつまずいてしまうことがある」と書かれていたことに。

書籍には「子どもが14人並んでいます。えいたさんの前には6人います。えいたさんのうしろには何人いますか」という問題で、多くの子どもが「前」ということばの理解で引っかかってしまい、悩んでしまう例が掲載されていました。



私はこう聞いてみました。


ねえ。
「そのうち」っていう言葉、どういう意味かわかる?


わからない。
どういう意味?


やっぱり!!!

息子は、問題文に登場する「そのうち」という言葉がよくわからなくて、問題が解けなくなっていたのです。



「そのうち」は、「その中で」という意味だよ。
だからこの問題だと……


あー! あー!
そういうことね~!

私が「そのうち」の意味を説明したとたん、状況はすぐに変わりました。

息子は私の言葉をさえぎってガリガリと鉛筆を動かし、32-18=14、14こ、と答えを書きました。息子が目の前でいきなりレベルアップしたようでした。


私の反省

息子の頭には、「そのうち」ということばがインプットされていませんでした。よく考えてみると、日常生活で「そのうち」ということばを使う機会はとても少ないです。私が使わなかったから、息子も知らなかったのだと思います。

息子のことば力を伸ばしていくために、日々の働きかけをもっと丁寧にしていかないと、と気持ちを新たにしました。


反省点はもう一つ。

私は、息子が文章題を解けないことがあるのは、文章から情景をイメージする国語力や、問題演習量が足りないからだと誤解していました。でも、原因は違うところにありました。「ことば力」です。単純に、文章題に出てくることばの意味がわかっていなかったのです。

そのことに気づかせてくださった本書に、感謝しています。どこでつまずいているのかが分からないままだと、文章題の数字を簡単にして解かせてみたり、解法をパターン化して覚えこませてしまったりと、違ったアプローチをしてしまうところでした。


今後も本書を参考にしながら、考える力につながることばの力を育てていきたいと思います。