年中さん向け、こどもちゃれんじすてっぷの「思考力特化コース」には、年に3回、添削問題というのがあります。6月号、10月号、2月号の3回です。
幼児向けの添削問題ってどんなもの?と気になる方のために、過去2回分の添削問題と息子の解答をご紹介したいと思います。
6月号の添削問題
問題は表面と裏面の2問ありました。どちらもシールを貼る形式です。問題を投函してから自宅のポストに届くまで、2週間かかりました。1問目 仲間分け
規則を見つけて、同じ仲間のシールを貼るというものでした。いつも「思考力ぐんぐん」で解いているような問題です。答案には大きな花丸と、20文字弱のメッセージが書いてありました。
息子の名前はメッセージの中に入っていません。名前を入れて呼びかけてくれたほうが、子供は喜ぶんじゃないかと思います。
今思ったのですが、個人情報にうるさくなってきたので、逆に名前の呼びかけをやめているのかもしれませんね。。。
2問目 図形
さんかくシールを使って、自分で好きなように作品を作る問題です。解答用紙には例が書いてありました。
正解が決まっていないこういう問題は、添削向きだと思います。〇か×をつけるだけでいいなら、添削問題にする意味はあまりないのでは、と思うからです。
子供の自由な作品を、一定の基準に沿って添削してもらえるなら、親としては嬉しいです。
で、実際に息子が作ったものはどうだったかと言うと。。。
おすしです(笑)
何でも好きなものを作ったらいいよ、と私が声をかけたら、息子が「おすしにする」と言いました。私は「三角シールでおすし……?」と不安になりました。案の定、同じパターンの繰り返しで、ほとんど工夫が感じられない作品になってしまいました。
うちの息子は一学年上げて「思考力特化コース」を受講しています。そのため、この問題に取り組んだときは、3歳9ヶ月でした。それを差し引いても、添削してもらうなら、もうちょっと完成度が高い答案にした方がいいんじゃ…と悩みました。
でも結局私はこのまま出しました。息子が言った言葉だけを補足しました。
これを見た先生から、一体どんなメッセージが返ってくるのかとドキドキしていました。
で、返ってきた答案はどうだったかというと。
先生からは、大きな花丸と、「りっぱな おすしだね。おいしそう!」というメッセージが返ってきました。
作品に点数がつくこともなければ、ABCというように評価が返ってくることもありませんでした。
私は添削する側に、こんな基準があるのかな?と思っていたんです。
・すべてのシールを使ったか
・一つの図形に複数のシール(3枚以上)が使われているか
・オリジナリティが見られるか
・三角シールをいろんな方向に回転させて使えているか
・きちんとシールが貼られているか(まっすぐに貼られているか、端と端がずれていないかなど)
でもこれらの点を見ることなく、作品を褒めることだけで終わっていました。親としてはちょっと物足りなかったのですが、息子は先生からの言葉がすごく嬉しかったようです。何度もメッセージを読んでいました。
10月号の添削問題
一問目 規則性
規則性に従ってシールを貼る問題と、図形を変化させる問題でした。こちらも、いつものワークの延長でした。それぞれの問題に大きな花丸と、30文字程度のメッセージが書かれていました。
二問目 数量

椅子(4脚)より多いものを家の中から見つけて書くという問題でした。
息子が「カーテン」と言ったので、私が薄い文字で書き、その上を息子がなぞりました。
答案には大きな花丸と、「いすよりかずがおおいものを みつけられたね!」という内容のメッセージが書かれていました。
息子の解答「カーテン」にまつわる内容ではなく、何を選んでも書ける汎用性の高いメッセ―ジに、ちょっとガッカリしました。でも、家にある窓の数も分からないのに、余計なことは書けませんよね。
息子の目の前にいる私なら、息子が「カーテン」という答えを言ったときに、「なんでカーテンっていう答えにしたの?」と聞いて確かめることができます。
息子は、「椅子が4個で、カーテンは6個あるから」と言いました。
「そうだね、よく分かったね! この部屋には3つ窓がある。それぞれの窓でカーテンを2枚ずつ使っているから、2+2+2で、合計6枚だね。椅子は4つだからカーテンの方が2つ多いね。よくできました! あと、椅子は4脚というように数えるよ。カーテンは6枚って数えるよ」
※カーテンは「一張り」と数えるやり方もあるらしいです
幼児期の子供にとって一番の赤ペン先生は親なのかもしれません。
おわりに
以上、「こどもちゃれんじすてっぷ」の思考力特化コースの添削問題をご紹介しました。添削向きの問題(自由回答)の出題もあるんですが、先生からのメッセージは均一的なものでした。一人一人に合わせた添削が受けられるわけではありません。子供の名前の呼びかけもありません。
添削指導にそこまで多くを求めず、子供のやる気向上とか、学習ペース作りの一環として添削問題を活用するのがいいんじゃないかと思います。
息子は添削問題をやるためにワークを頑張っていました。解き終わって封筒に入れたら、息子と一緒に郵便局に行って切手を買い、ポストに投函しました。
息子は、先生からのメッセージをすごく喜んでいます。とってもきれいな字で、たくさん褒めてくれます。花丸も、これでもかというくらい丁寧です。
我が家のおすし答案の例からも分かるように、「添削問題だから完璧なものを出さなきゃ」と気負わず、どんどん出して先生に褒めてもらったらいいと思います♪
答案を出したら、ミニサイズの図鑑(16p)も一回につき一冊もらえますよ。6月号はいきもの、10月号は恐竜でした。
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