息子、4歳目前で、アナログ時計が読めるようになりました。
我が家で使っている掛け時計は、ニトリの電波時計(上の写真)です。息子はこれを見て、「3時30分」「4時47分」「5時5分」のように、分単位で時間が分かるようになりました。
2歳6ヶ月からのんびり時計を教えはじめたのですが、結局読めるようになったのは3歳11ヶ月でした。約1年半かかっています。時計の取り組みは3歳半過ぎてからやった方が、親の労力が少なく済んだんじゃないかなあと思います。
どんな教材を使って教えたのか、どのように息子の理解が進んだのか、時系列で振り返ってみたいと思います。
2歳6ヶ月
息子に「いま何時?」と聞かれることが増えたので、知育時計を買いました。まだ60まで数えられていなかったのですが、時間に興味が出てきたので買いました。(今思えば、早すぎる買い物でした)この時計、目盛りで分数が書いてあるので、とても教えやすくて助かりました。ただ短針が文字盤の「10じ」「9じ」などの文字にかぶるので、「〇時」についてはちょっと教えにくかったです。
あと使っている間、時計がよく遅れました。ということで、ある時を境に、電池が止まったまま……(笑) この時計についてはあまり使いどころがなく終わりました。
3歳0ヶ月
時計の理解についてはまだまだ。12時半のことを「今、12時6時だよ」、1時10分のことを「2時1時だよ」などと言っていました。でも「長い針が12に来たら家を出るよ」と言うと、息子なりに急いでくれました。「もうすぐ12だよ急いで!」と私を急かしたりもしました。
アナログ時計についてはまだ全然でしたが、デジタル時計は好きで、よく読み上げてました。朝テレビを付けていると、8:15を「8時15分」のように読みました。でも間違えることもあって、9:10を「9時10時」のように読んでいました。
今思えば、3歳0ヶ月のころは「時」と「分」の違いについてよく理解できていなかったのかなと思います。だから「9時10時」なんて間違いをしちゃっていたんですね。
このころの息子、100までの数字の理解度は80%ぐらい。たまに13を31と逆に読んだりしていました。(100までの数量感覚については身についておらず、数字を読み上げるだけです)
3歳6ヶ月
3歳6か月ごろの息子は、「〇時」と「〇時30分」が読めるようになっていました。でもそれ以外はまだです。このころ、息子用の腕時計を買いました。コメントで教えていただいた、タイメックスのキッズ版です。
これ、分数の目盛りが5分ごとについています。約半年使っていますが壊れることもなく、すごーく良くておすすめです。
時計をつけてお出かけした日は、電車にのったときに読む練習をしていました。スマホの乗り換え案内の検索結果を見せながら、「〇時〇分に東京駅に着くから、そこで京葉線に乗り換えしよう。京葉線は〇時〇分出発だよ」などとよく説明していました。
3歳6ヶ月(入園後)
幼稚園に入園してからは、時間を意識して行動することが増えました。このころはデジタル時計を間違わずに読めるようになっていましたが、アナログ時計についてはまだでした。【私が行った取り組み】
・朝はテレビをつけて、デジタル時計とアナログ時計を比較させた
うちのリビングは、テレビの上にアナログ時計があるようなレイアウトです。朝のテレビだとデジタルの時間が表示されているので、デジタル時計とアナログ時計、常にどちらも見ることができました。
・幼稚園の支度を終えて出かける時刻を、アナログ時計で意識させた
「短い針が8と9の間で、長い針も8のところに来たら8時40分。長い針が8に来るまでに用意を済ませてね」というように話をしました。毎日のことなので、「8時40分」は早めに覚えたようです。
・YouTubeを見るときは、息子に「この動画見てもいい?」と聞かれたら、「何分の動画?」と聞き、息子に「32分10秒」のように答えさせた
時間の感覚を身に着けてほしいので、いつもこのように聞いていました。
3歳10ヶ月
初めて時計を読んだ!
日曜日の朝、息子がまだ寝ている父親を起こしにいったときのこと。息子がこう言ったんです。「もう8時5分だよ。起きて!」
そのとき、テレビは付いていませんでした。私はとても驚いて、息子に「どうしてわかったの?」と聞いてみました。そうしたらアナログ時計を指さして、「いま8時5分だから」と言いました。
時計が分かったんだ!と嬉しくなって、その日私は「今何時?」と何度も聞いてみました。でも、15分を超えたあたりでいっきに正解率が落ちました(笑)
息子の様子を見ていて分かったのですが、時計の目盛りを一分ずつ数えていたのです。だから5分は簡単にわかったのですが、15以上になると数えるのが面倒くさくなって「わかんない」になるようでした。
くもんのくるくるレッスンを購入
これは今時計を教えるべきだと思って、こちらの秘密兵器を購入しました。電池で動く本物の時計ではなく、おもちゃです。これのいいところは、分数の目盛りを隠せることと、一人でクイズを出せることですね。
正解の数字を隠したままぐるぐる針を回し、自分で答えを言ってからレバーを下ろすと、答え合わせできます。
ただし息子の場合は、私に問題を出してもらいたがったので、結局私も付き合ってクイズを出し合うことになりました。
前みたいに目盛りを一つずつ数えなくていいように、以下の4つについては教えました。
・3は15分
・6は30分
・9は45分
・12は60分=0分
これが分かったあとは、分数もほぼ正確に言えるようになりました。ただし時間はかかります。今何時と聞いたら、「4時………」と言った後5~10秒くらいかかって「23分」というように答えました。
最後の難関は、40分以降の短針
分数が分かるようになったら、時計の読みマスターまであと一歩です。息子が最後までつまづいたのが、40分以降の短針の読み方です。たとえば8時55分だったら、短針が限りなく9に近づいているので、「9時55分」と言ってしまうんです。
それを修正するのに役立ったのも、くもんのくるくるレッスンです。
この時計よくできていて、限りなくデジタル時計に近い動き方をします。2時59分のときにはちゃんと2の数字が見えていて、3時0分になってから3に変わるんです。
短針の動きに注目してこの時計で練習するようにしてからは、間違いが減りました。
「8時5分」と初めてアナログ時計を読んでからここに至るまで、約一ヶ月しか経っていません。いきなり理解が進んだ感じです。
3歳11ヶ月
時間、分数ともにほぼ正確に言えるようになりました。でも「いま何時?」と聞いてから、40分以降の時間だとまだ即答できないレベルです。時間を言ってから分数を言うまで2秒くらいかかります。でも3歳10ヶ月のときとくらべると、5~10秒かかっていたのが短縮されました。あとは、8時55分の時計が読めるか聞いたとき、「9時………55分、あ、ちがった、8時55分だ!」のように言いなおすことがあります。短針が9に近づいているので9時と言ったあと、分数を読んだら55分だったので、まだ8時だと気づいて8と言いなおしたようです。
おわりに
息子はこんな過程を経て、アナログ時計が読めるようになりました。冒頭にも書きましたが、2歳半に知育時計を買ってから、約一年半かかりました。長かった。。。
うちは一人っ子確定ですが、もし二人目を育てることになったとしたら、2歳半では時計を教えないと思います(笑) 3歳半くらいで、デジタル時計が読めるようになってからアナログ時計を教えた方が早そうです。