驚いたことに、小さい子でも夢を見ているようです。
スバルはたまに「今日はこんな夢を見た」と話してくれます。
「〇〇くんがおうちに来て、一緒に遊んだ」
「くら寿司のびっくらポンを15回やって、7回あたった」
などなど。
かわいい夢ならいいのですが、たまに怖い夢を見ることも。
今日は、息子が見たという怖い夢を二つほど紹介したいと思います。
プールの中で……
スバルの発言は以下のとおりです。「丸い形のプールがあったの。プールの中に手を入れて見たら、水じゃなくてお湯っぽかったから、中に入って遊んでたの。そうしたら、プールの真ん中にわるいひとがいたの。その人はぼくをつかんで、水の中に沈めたの。何度も何度も。すごく怖かった」
言葉だけを聞いていると、すごく怖い夢ですよね。
でも私には思い当たることがありました。
だってその日、スバルはスイミングに行っていたんですから。
お昼にスイミングで潜る練習をしたのが、記憶に強く残っていたんでしょうね。
それが夜に怖い夢となって表れてしまいました。
スイミングの先生の名誉のために言っておくと、無理やり子供を潜らせることはありません。
「スイミングで潜る練習をしたから、そういう夢を見たんじゃない?」と言うと、スバルも「そっかー」と納得したようでした。
青い部屋の中で……
では二つ目の夢です。息子の発言がこちら。
「(ぐるりと四方を指さしながら)お部屋の壁が全部青くなってて、その中にとじこめられちゃったの。青い部屋から出られなかったの。すごく怖かった」
この夢についても、実生活が反映されていました。
青い部屋の中に閉じ込められた夢を見た日の昼、ちょうど住んでいるマンションでは住人の引っ越し作業が行われていたんです。
ここでぴんと来た方もいるかも?
そうです。エレベーターです。
引っ越しのときって、壁や出入口を保護するために、青い養生シートを貼りますよね。エレベーターも同様で、四方に養生シートが貼られて青くなっていたんです。スバルはそのエレベーターに乗ったときに、ちょっとおびえたようにあたりを見回していました。
きっとスバルにはその光景が記憶に強く残ったのでしょう。それが怖い夢につながったのだと思います。
* * *
眠っているとき、脳は記憶を整理していると言われます。その整理の途中で、強く印象に残ったできごとが怖い夢になって出てくるのでしょうか。
どうか、怖い夢じゃなくて、楽しい夢ばかり見てほしいものです。