前回はひらがなについてでしたが、今日はカタカナの学習状況について書きたいと思います。
実はカタカナについては、まったく教えていません。親はノータッチです。その結果どうなるかというと、息子(3歳7ヶ月)が自然に覚えていきました。ただし全部カタカナを読めるのではなく、読める単語があるというレベルです。
親が系統立ててきちんと教えたひらがなと、自然に任せているカタカナでは、習熟度が違います。その違いが面白かったので記事にしました。
- 我が家のひらがなとカタカナの教え方
- 自然に覚えたカタカナは、拾い読みをしない
- 自然に任せているカタカナは、初めて見る単語だと読めない
- もうすこし真面目に、カタカナの検証をしてみる
- 現在の息子のカタカナ状況
- 今後のカタカナ学習
我が家のひらがなとカタカナの教え方
ひらがなの教え方
ひらがなについては、親が主導で教えました。これは「あ」で、これは「い」、これは「う」……というように、一文字一文字教えていきました。使った教材は、公文の「あいうえお盤」です。これだけでは濁音や半濁音がカバーできないので、おふろに貼ったあいうえお表で教えました。
カタカナの教え方
カタカナについては教えていません。ということは、普段の会話、絵本、テレビから読み方を学んだことになります。読めるようになったカタカナの一例を挙げます。
【おもちゃ系】
・シール・トミカ・プラレールなど
【食べ物系】
・プリン・ケーキ・パスタ・ピザ・カレーなど
【フルーツ系】
・マンゴー・イチゴ・レモン・メロンなど
【ゴミ】
・ビン・カン・ペットボトル・プラスチック
【その他】
・プリンセス
・オープン など
親が系統立てて教えたひらがなと、自然に任せているカタカナ。教え方が違うと習熟度にどのような影響が出るか、書いていきたいと思います。
自然に覚えたカタカナは、拾い読みをしない
たとえば、「イチゴ」という言葉。【一字ずつ教えたひらがな】
ひらがなを覚えてしばらくの間は、「いちご」という文字を見たとき「い……ち……ご」というように拾い読みしていました。抑揚もなく、宇宙人がしゃべっているような感じです。発音できても、いちごという意味は頭に入っていないようでした。
拾い読みを克服する訓練をしたあとは日本語らしく読めるようになりましたが、そこに至るまで非常に時間がかかりました。
【自然に任せているカタカナ】
でもカタカナの「イチゴ」については、初めて息子が読むのを聞いた瞬間から、スラスラと日本語らしく発音していました。最初から意味と一緒に「イチゴ」という形を覚えたからだと思います。
自然に任せているカタカナは、初めて見る単語だと読めない
【一字ずつ教えたひらがな】
ひらがなについては、初めて見る単語でもちゃんと読めます。
たとえば息子が知らない単語である「らすかる」を読ませたとしたら、ちゃんと「ら・す・か・る」と読めます。知らない単語の場合は拾い読みになります。読んだあと息子から「らすかるって何?」と聞かれます。
【自然に任せているカタカナ】
ひらがなと同様、「ラスカル」というカタカナを書いて試しに読ませてみました。
ラスカルという単語の意味が分からなくても……
「ラ」は、「プラスチック」が読めているので、分かるはず。
「ス」は、「パスタ」が読めているので、分かるはず。
「カ」は、「カン」が読めているので、分かるはず。
「ル」は、「ペットボトル」が読めているので、分かるはず。
期待をこめつつ、ホワイトボードに「ラスカル」と書き、「これなんて読む?」と聞いてみました。
そうしたら息子が言った答えがまさかの、「ドライヤー」。
衝撃!!!
文字数だって違います(笑)
あてずっぽうに読んだようです。
面白くなってきたので、「スリジャヤワルダナプラコッテ」と書いて読ませてみました。
そうしたら息子の答えは……
「ポンデドーナツ」
どうも、フィーリングで読んでいるみたいです(笑)
もうすこし真面目に、カタカナの検証をしてみる
どこまでカタカナを理解しているのか知りたくなったので、次に、「カゴ」という、短い言葉を書いて読ませてみました。「カ」は、「カン」が読めているので、分かるはず。
「ゴ」は、「イチゴ」が読めているので、分かるはず。
でも、「カゴ」というまとまりで息子が読んだのを聞いたことはないので、いいテストになると思いました。
息子の答えは……
「カビ」でした。
惜しい(笑)
「カ」は読めたようです。ラスカルのときは読めていなかったけど、今回は読めました。「ゴ」は、濁点がついていることはわかったようですが、ゴとは読めませんでした。イチゴのときはあれだけスラスラ読めているのに、知らない組み合わせになると分からなくなるようです。
次に、「プール」という言葉を書いて読ませてみました。
「プ」は「プリン」が読めているので、分かるはず。
「ー」は、ひらがなと同じなので分かるはず。
「ル」は「ペットボトル」が読めているので、分かるはず。
息子の答えは……
「プール」
でした!
これについては読めました! ラスカルのときは「ル」が読めませんでしたが、今回は読めました。
現在の息子のカタカナ状況
息子の場合は、単語ごとにカタカナを丸覚えしているようです。そのため、知らない単語のまとまりだと、読めるときと読めないときが出てきます。(1)最初は単語ごとに丸覚え → (2)文字の音と形が一致してくる → (3)知らない組み合わせでも読めるようになる
息子はまだ(1)と(2)の間ぐらいなんだろうなと。自然に文字を覚えていく場合は、こんなふうに理解が進むんだと面白かったです。
今後のカタカナ学習
で、今後私がカタカナについてどうするかですが、やはりどこかの段階で、しっかり教えたいと思っています。親が教えるにも労力がかかるので、子供が自然に覚えてくれたら楽なんですけどね。
でも自然に任せてしまった場合、たとえばカタカナの「ミョ」は、目にする機会がありません。カタカナの「ミョ」が付く言葉が少なすぎるからです。使う機会があるとしたら「ミョウガ」ぐらい?! なんて非効率な文字なのでしょうか。。。
日本人はひらがなにカタカナに漢字に数字にアルファベットを覚えなくてはいけないから、教える方も大変ですねえ。