先日、子連れでプラネタリムに行ってきました。
行ったのは、池袋サンシャインシティにある「コニカミノルタ プラネタリウム満天」です。
こちらには、普通のシートのほかに、芝シート・雲シートというスペシャルな座席があります。こちらのシートを選ぶと、靴を脱いで親子で寝ころんで、美しい星の世界に浸ることができます。
今回は4歳子連れで、雲シートを選んで鑑賞してきました。見やすさや料金、シートの感想を書いていきたいと思います。
- 芝シート・雲シートはどんな席か
- 雲シートで実際に鑑賞してみた感想
- 雲シートの見やすさについて
- 4歳以上の子連れでいくなら芝・雲シートもお得になる
- 芝シートと雲シート、どちらがおすすめか
- プログラム「銀河鉄道の夜」の感想
芝シート・雲シートはどんな席か
「コニカミノルタ プラネタリウム満天」には、普通のリクライニングシートに加えて、芝シートと雲シートがあります。芝シートは芝をイメージしたマットレスに、雲シートはふかふかのソファに寝ころんで鑑賞します。
画像は、公式サイトのスクリーンショットです。
白くて大きなソファ(5つ)が雲シート、緑のマットレス(3つ)が芝シートです。そのほかの座席はすべて一般シートです。
数が少なく人気が高いので、鑑賞日が決まったら早めに押さえておいた方がよさそうです。14日先(当日を含めて15日分)までのチケットがオンラインで購入できます。
“満天”オンライン購入 - コニカミノルタプラネタリウム | コニカミノルタ - プラネタリウム
雲シートで実際に鑑賞してみた感想
雲シートは白くて大きなソファです。クッションやぬいぐるみが5つくらい置いてありました。ドーム内に入って雲シートを目にしたとたん、「ここで見られるの?!」と子供と夫が喜んでくれました。早くからこの席を確保していた私としては、とっても嬉しかったです。
シートには靴を脱いで上がります。ソファは、私が寝ころぶと、ふくらはぎから下がソファの外に出る感じです。ちょっと膝を折って丸まってみると、ちょうど良かったです。
ふかふかのクッションを枕にして、着てきたコートをブランケット代わりにして体にかけ、まるでおうちにいるかのようなリラックス感。おすすめです~。
大人2人、4歳児1人だと雲シートのスペースは問題ありませんでした。幼児2人だときついと思います。
事前に言い聞かせておいたおかげで、息子も静かに鑑賞できました。
雲シートの見やすさについて
今回私たちは、「雲2」というシートから鑑賞しました。
(公式サイトより)
この座席表から分かるとおり、芝・雲シートはかなり前方に位置しています。
映画館を想像していただくと分かりやすいと思いますが……前の方なので、後ろの席に比べると見づらいことは否めません。
上映中に汽車が左から右に走る映像があったのですが、首を左右にしっかり振らないと、映像を追えない感じです。後ろの方の一般シートなら、それほど首を移動させなくても全体が見やすかったかもしれません。
ドームの映像が見づらいというデメリットはありますが、雲シートの快適さと楽しさは捨てがたいです。なので我が家は今後も雲シートを押さえるつもりです。
4歳以上の子連れでいくなら芝・雲シートもお得になる
芝シート、雲シートの料金は以下のとおりです。芝シート 3,500円(1シート)
雲シート 3,800円(1シート)
芝・雲シートの定員は小学生以上2名までですが、未就学の子は2名まで定員に含まず利用できます。
そのため我が家のように、夫婦2人&4歳の子一人の場合、3人で1シートを使えます。シートの料金には鑑賞料金が含まれているので、3人で雲シートを利用した場合の料金は、全部で3,800円です。
一般シート(座席)を利用した場合の料金と比べてみます。
大人 1500円
子供(4歳以上) 900円
大人2人と4歳の子一人で一般シートを利用した場合は合計で3,900円となり、芝・雲シートの料金よりも高くなります。なので可能なら、スペシャルシートを押さえて鑑賞されるのがおすすめです。
芝シートと雲シート、どちらがおすすめか
芝シートより雲シートの方がおすすめです。芝シートの方がより前方に位置しているため、見づらくなると思います。プログラム「銀河鉄道の夜」の感想
私たちが観たのは「銀河鉄道の夜」です。宮沢賢治の同名作品をモチーフにしたものです。とにかく映像がきれい!
天気輪の柱が三角標の形になり、空の野原に次々と立っていき、やがて銀河になっていく様子が、映像として再現されています。
汽車が進む線路のわきに、紫に光り輝くりんどうの花が咲き乱れる様子が、息をのむほど美しいです。
公式YouTubeで予告編が見られます。
お話は「銀河鉄道の夜」のダイジェスト版です。ナレーションと会話で進みます。ジョバンニたちの姿は出てきませんが、声は出てきます。
私が個人的に惜しいなと思ったのは、ストーリーの合間合間に、星空や作品自体の解説が挟み込まれることですね。お話の世界に入り込んだと思ったら、パッと切り替わって星座の話になったりするのがちょっと。。。
「銀河鉄道の夜」の映像が本当に素晴らしかったので、解説はいらないから、もっとお話の続きが見たいと思ってしまいました。でもプラネタリウム作品なので、そこは仕方がないですよね。
子連れの方への情報を少し書いておきます。ストーリーの性質上、最後がちょっと怖いので、敏感なお子さんだと不安になるかも。ハッピーエンドではありません。
ストーリーの最後に、漢字交じりの字幕が出ました。肝心な幕引きのところが字幕になっているのですが、読み上げはないし、フリガナもないので、漢字が読めない子供連れだと後で説明してあげる必要があります。(でも「銀河鉄道の夜」は難しい作品ですし、映像に出てこない部分もあるので、説明しようにも言葉に詰まってしまいます)
というわけで、4歳の子連れだったら「銀河鉄道の夜」ではなく他のプログラムの方が良さそうです。ヒーリングプラネタリムだと未就学児の入場はできないので、それ以外の「星宙の未来花」とか「スターサファリ」とか。
作品を見終わったあとの息子に感想を聞くと、真面目な顔で「きれいだった」と言っていました。子鉄の息子が今まで見た中で一番きれいな汽車だったのではないでしょうか(笑) 美しい映像体験が、息子の五感を刺激してくれたことと思います。
私自身も、おいしいものをたくさん食べて満足した後のような気持ちになりました。「銀河鉄道の夜」が好きな大人が観るならこの作品はおすすめです。
【年少 4歳3ヶ月】