息子はどちらかと言うと電車派です。プラレールが大好きで、よく遊んでいます。
最近は、プラレールの「サウンド駅」のアナウンスを真似して、長いセリフもしゃべるようになりました。
「まもなく、一番線に、電車がまいります。黄色い線の内側に下がって、お待ちください」
「この電車は、グリーン車がついております」
「この電車は、3両編成です」
子鉄街道、まっしぐら。
そんな息子ですが、プラレールで遊ぶ際に変なこだわりを発揮することがあって、困っています。今日はそんなお話です。
こだわりその1
プラレールは大体が3両編成です。一両目がモーターの付いた先頭車です。息子は、電車を動かす方向に異様なこだわりがあります。先頭車が必ず一両目になるように電車を動かさないと、気が済まないのです。下の写真だと、先頭車が右にあるので、右方向になります。
たとえば円形のレイアウトを組んだとします。息子から頼まれて、私がそこに電車をセットする際には非常に気を使います。
まずは息子に「どっちの方向に行きたいの?」と聞きます。息子が方向を指さしたら、そちらの方向に先頭車が来るようにします。
ここで間違えると、息子は「逆方向ーーー!!!!」と叫んで怒りを爆発させます。あわてて正しくセットすると、「それで、いいのよ」と言われます。。。
私が家事をしていて、夫が息子とプラレールで遊んでいるときは、「逆方向―!!!」というおたけびが何度も聞こえてきます(笑)
休日にしか遊ばない夫は、息子のこだわりをよく把握していない(私が言っても忘れてしまう)ので、電車をよく逆向きに動かしてしまうようです。
こだわりその2
レゴで駅を作って、そこにプラレールを走らせることもよくやります。息子がこれで一人で遊び始めたので、少し離れたところで私は洗濯物をたたんでいました。そうしたらいきなり「ギャー!」と大声がしたんです。慌てて様子を見に行ったら、「これ、直して!」と切羽詰まった様子で言われました。
でも見たところ、電車の連結が外れたとか、レゴのフィグが椅子から落ちたとか、変わった様子はありませんでした。
「何を直してほしいの?」と聞くと、息子はここを指さしました。
赤い線で囲ったところ、わかりますでしょうか。ちょっとだけ、レゴとプラレールの間隔があいていますよね。これが息子には耐えられなかったようです。
「ぴったり、してほしいの!!!」と悲痛な顔で訴えてきました。。。私が「これでいいんだよ、本物の電車だってホームと隙間があるでしょ」と言っても、「いやだいやだ」の一点張り。
私がこうしてあげると、息子は満足そうに頷きました。
疲れる。。。
こだわりその3

息子が一生懸命並べているのは、プラキッズです。
でも並べているところが、問題ありです。駅の線路内なんです。
しかもプラキッズって小さいから、狭いところに並べるのはすごく大変です。何度も何度もプラキッズがドミノ倒しのように倒れて、そのたびに私がやり直しさせられました。
顔の位置にもこだわりがあります。プラキッズって頭がくるくる回るので、置き方によっては、頭が電車の方をまっすぐ向かないときもあるんです。
そんなときは、息子の容赦ない指摘が入ります。
「女の子のお顔! お顔こっち向けて!!」
こんなとき、私は逆らわずに修正します。
でもどんなに頑張ってプラキッズを配置しても、電車を走らせるとこうなっちゃうんですけどね。
息子が「ああー!!!!」と叫んで、またプラキッズの配置からやり直しです。
3回に一回くらい、プラキッズのみんなが無事で済むことがあって(笑)、そういうとき息子はとても嬉しそうです。
* * *
息子のこだわりポイントが崩れたとき、息子はいつも叫びます。私がPCにお茶こぼした時ぐらいの音量です。なんだなんだと見に行ってみると、大人にとってはしょうもないことで、息子は絶望しています。
息子なりに、遊びの世界に秩序があるんでしょうね。その秩序が崩れてしまったとき、不安や苛立ちを覚えるのでしょう。とりあえず今は息子の気持ちを汲んで、こだわりポイントを刺激しないようなやり方で一緒に遊んでいます。
でも幼稚園に進んだとき、まわりのお友達が息子のこだわりポイントを刺激することだってありますよね。そんなとき、上手に気持ちを切り替えられるのか不安です。少しずつ、こだわりをあきらめさせる方向にシフトチェンジした方がいいのかな? 子育てって、日々悩みだらけですね(笑)
がんばります!