息子があんなに好きだったプラレール。
毎日毎日線路をつなげて車両を走らせ、タカラトミーのDVDを食い入るように見て、「でんしゃ! でんしゃ!」と言っていた息子なのに。
4歳2ヶ月にして、プラレール卒業間近です。
最近プラレールで遊ばなくなってきたなーと感じていましたが、先日、決定的な出来事がありました。
その日私と息子は、マクドナルドに向かっていました。今のハッピーセットのおもちゃが、プラレールなんです。毎年この時期は足繁くマックに通って、ハッピーセットのプラレールを集めていました。
★2016年
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★2017年
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マクドナルドの店内には、ハッピーセットのおもちゃの実物展示がありました。男の子用はプラレールで、女の子用はリカちゃんです。
ショーケースの前に行って電車のラインナップを見せながら、「ママはSLが欲しいなあ。どの電車が出るといい?」と聞いたんです。
そしたら息子から衝撃の一言が。
「ハッピーセットのおもちゃ、プラレールじゃなくてリカちゃんがいい」
!!!!
プラレールじゃなくてリカちゃん……ですと?!
「ねえ……プラレールはドクターイエローとか新幹線とかいろいろあるけど、リカちゃんのほうがいいの?」と確認してみました。
「うん。このピンクのリカちゃんが出るといい。かわいいから。ママもリカちゃんにしなよ」と言う息子。
それで、こんな感じになりました。
母は、息子の変化についていけません。
ハッピーセットのプラレールで喜ばせてあげようと思ったのに。
息子のことは何でも分かっていると思っていたのに。
なんだか置いて行かれるような感じがして、さみしいです。こんな感情は親になってから知りました。
1歳、初めて行ったプラレール博。
2歳の誕生日。
これは2歳のときのクリスマス。
クリスマスブーツ型にレイアウトを組んで、その中にプレゼントを入れたのでした。
3歳の誕生日。
いつもプラレールがそばにありました。
以前はちょっとうるさいと思っていたプラレールの走行音ですら、懐かしいです。
思い出すのは、私の母のこと。
私が実家に帰ると、「あんた、これ好きやったやろ?」なんて言われて、昔好きでよく食べていたけど今は全然食べないお菓子が出てくることがあります。何となく言いづらくてそのまま食べています。
親というものは、子供が好きでよく買ったものをずっと忘れないんです。月日が経っても、子供がそれをあげて喜んだ顔の印象が強すぎて、なかなかアップデートされない。親になった今になってよくわかります。
プラレール卒業間近であることは寂しいですが……子供がプラレールですごく遊びたいと思っていた時期に、思う存分遊ばせてあげられてよかったと思います。
息子はリカちゃんの家をデュプロで作って遊んでいました。
私が驚いたのは棚のあたり。
かわいいプリントブロックを置いて、カバンやプレゼントを収納しています。
女子力、高っ!
息子の好きなものをできるだけ否定せず、その時に遊びたいもので遊ばせてあげたいと思います。