君の手を離す日

いつかくるその日まで、子育てを頑張って楽しむブログ。

すごろくを使ったトレーニング。感情をコントロールする力と楽観的な視点を身につける

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前回の記事の続きです。

息子がストレスに弱いので、レジリエンス(困ったことが起きても立ち直る力)を高めたい、そのためには今の息子に「感情をコントロールする力」と「楽観性」を身につけさせないといけない、という話でした。

感情をコントロールする力と、楽観的な視点を身につけさせるために、私はすごろくを利用しています。以前からすごろくはやっていましたが、最近「これはトレーニングにぴったりだ」と感じ、プレイする機会を増やしています。

すごろくを使ってどんなふうにトレーニングしているか、お話ししたいと思います。


すごろくがなぜトレーニングに役立つか

すごろくは運任せのゲームなので、親がわざと負けてあげることができません。それに止まったコマ一つ一つに指示が書いてあるので、ストレスへの耐性もつけていくことができます。


我が家はすごろくをたくさん持っていますが、中でも人生ゲームは、しょっぱい指示が多くてトレーニングにはもってこいです。「職業カードを捨ててフリーターになる」とか、「ピカソの絵を買った。120,000ドル払う」など、ひどいコマがたくさんあります(笑)

こういうマイナスのコマに止まっても、その状況を受容し、楽観性を発揮して自分を勇気づけ、最後までゲームを進めていかないといけません。


人生ゲームを始めたころの息子

人生ゲームを始めたころの息子は、自分が不利な状況に陥るたびに泣いて泣いて、なかなかゲームが進まなくて困りました。

たとえばここ。「結婚」のマスです。

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ここに止まったら、ルーレットを回して、仲間からもらうお祝い金の金額を決めるんです。

1,2,3,4が出たら1,000円。
5,6,7が出たら2,000円。
8,9,10が出たらお祝い金なし。
(人生ゲームのお金の単位はドルですが、我が家ではわかりやすいように円としています)

息子がルーレットを回して、8か9か10が出ようものなら、荒れて荒れて大変でした。

「もう一回ルーレットやりたい!」
「もうゲームやらない! 最初からやり直す!」
「ママがもし2,000円になっても、お祝いは払わない!」

ギャーギャー泣いて、20分ぐらいゲームが中断されました。大人から見たらどうでもいいようなことでも、息子にとっては一大事だったようです。

でも私は、ここで折れちゃダメだと思って、根気強く説得を続けました。

「もう一回ルーレットを回すことはできない」
「自分の思うようにいかないことだってある」
「次の給料日のマスがくればすぐにお金は取り返せる」

それで落ち着いたあとで、「ゲーム続ける?」と聞き、「うん」と言ったら、続きからやるようにしていました。


こんなトレーニングを続けていたら、状況が改善されました。

結婚のマスでルーレットを回したら8が出て、お祝い金がもらえないことが分かっても、「あー残念……」とだけ言うようになりました。そして、「でも次の給料日でまたお金もらえるから頑張る」と言えるようになりました。感情のコントロールができて、自らポジティブな面を見つけられている状態です。

そのあと私が結婚のマスに止まってルーレットで5が出て、お祝い金を2,000円もらえることになっても、「おめでとう」と言ってお金を渡してくれるようになりました。



他のマイナスのマスに止まっても、立ち直りが早くなってきました。

「職業カードを捨ててフリーターになる」というマスに止まった
→「でも、次のとこ(転職・ランクアップゾーン)でまたお仕事できるから、そこまで頑張る」

「パスポートを忘れて一回休み」というマスに止まった
→「でもすぐ追いつくから、頑張る」

「10,000円払う」というマスに止まった
→「まだ借金じゃないから、大丈夫」



だいぶレジリエンスが高まってきたなーと感じたので、ちょっと高い負荷をかけてみようと思いました。それで、この前私が「しかえし」のマスに止まったとき、息子に10万円を要求してみました。

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「しかえし」のマスに止まると、「誰かから10万円もらうか、一回休みにする」ことができます。息子の所持金はそのとき5万円くらいだったので、私に10万円あげたら借金生活になります。それでもあえて、10万円を要求してみました。

ひどい親だと思われるかもしれませんが、私も一応勝算があってやっています。息子のその時の職業が医者で、月給が高かったため、2回ほど給料日のマスをすぎれば返せると踏んでいました。

息子は借金になることが分かると3分ほど泣きましたが、私が思っていたより早く立ち直り、「借金になっても、すぐに返せるからいい」と言いました。「がんばる」と言い、借金も受け入れてくれました。

その後息子は偶然にも「ペットの犬がフリスビーコンテストに優勝。5万円もらう」というマスに止まり、借金はすぐに返せました。

借金を返せた後には、「あのとき、あきらめなくてえらかったね。何かあっても、すぐにリカバリーできるんだからね。大丈夫なんだよ」と息子に声をかけて、ポジティブな思考のクセをつけるようにしました。


トレーニングの成果が出ている

先日の朝、久しぶりに「幼稚園行きたくない」と言い出しました。ぐずって寝室から出てこないので、息子の気をひこうと、夫の出張土産のクッキーがあるよと声をかけたんです。今ちょっとだけ食べてもいいよ、と言いました。

そうしたら息子は寝室から出てきてクッキーを見たあと、「これは今食べない。ごほうびにする」と言いました。それをきっかけに自ら立ち直ってきちんと朝ご飯を食べ、元気に幼稚園に行きました。幼稚園から帰ってきてから、クッキーを食べました。

・幼稚園に行かないといけないという自分の状況を受容し、ぐずるのをやめる
・クッキーをごほうびにすることで、幼稚園に行くことをポジティブに考える

こういう心の働きがあったのかなあと思います。よく頑張った息子。

もともとストレスに強い人は、自然とこういうことができているんじゃないでしょうか。とってもうらやましいです。

息子はストレスに弱いので、トレーニングしてレジリエンスを鍛えていかないといけません。4歳からはじめたので、大人になるころにはストレスに強くなっているといいなあ。

落ち込みすぎないように感情のコントロールをすること、そして何でもポジティブに考える思考のクセを身につけること。これらのトレーニングのとっかかりとして、すごろくはおすすめです。